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一般人による逮捕

一般人も現行犯逮捕をすることができます
指名手配犯は現行犯人ではないので、一般人では逮捕できません。交通違反は、酒気帯び・酒酔い運転やひき逃げ・当て逃げを一般人が現認した場合は、現行犯逮捕することができます。これに対し、信号無視のような軽微な犯罪については、現行犯逮捕できるのは、犯人の氏名や住居が不明な場合か、逃亡のおそれがある場合に限られます。

現行犯を一般人が逮捕

現行犯人は、一般人でも逮捕することができます。
一般人が人を逮捕することは、本来は違法であって、逮捕罪が成立します。しかし、逮捕する相手が現行犯人である場合には、正当行為として違法でなくなるので、逮捕罪は成立しなくなります。このようにして、一般人が現行犯人を逮捕することは認められているのです。

指名手配犯を一般人が逮捕

では、一般人は指名手配犯を逮捕することはできるでしょうか
指名手配犯は、犯行を行なってから時間が経っているので、現行犯人には当たりません。現行犯人というためには、現に罪を行なっていること、現に罪を行ない終わったこと、または罪を行ない終わってから間がないと明らかに認められることが必要だからです。
したがって、一般人が指名手配犯を現行犯逮捕することはできません
また、現行犯逮捕以外の逮捕は、捜査機関しかすることができず、一般人ではすることができません。
このように、一般人が指名手配犯を逮捕することはできないのです。指名手配犯を見つけたときは、最寄りの警察官に通報しましょう。

交通違反した人を一般人が逮捕

では、交通違反をした人を一般人が逮捕することはできるでしょうか。
ここでは、酒気帯び運転や酒酔い運転を一般人が目撃した場合や、ひき逃げ・当て逃げを一般人が目的した場合を想定します。これらの場合には、現に罪を行なった場合、または現に罪を行ない終わった場合に当たります。そのため、一般人でも現行犯逮捕をすることができます。
これに対して、道路交通法違反の罪の中でも2万円以下の罰金または科料にしかならないもの(警察官の現場における指示への違反や信号違反)の現行犯については、犯人の氏名や住居が不明な場合、または犯人が逃亡するおそれがある場合に限ってのみ、一般人でも逮捕することができます。

信号無視した人を一般人が逮捕

上に述べたように、信号違反(信号無視)を一般人が現行犯逮捕できるは、犯人の氏名や住居が不明な場合、または犯人が逃亡するおそれがある場合に限られます。これは、信号無視は比較的軽微な犯罪であるため、他の重い犯罪特別しないで一律に現行犯逮捕できるとするのは、人権尊重の観点から適当でないと考えられるからです。そこで、犯人の逃亡する危険性が高い場合に限ったのです。

手錠はかけられるか

現行犯逮捕をする際、手錠をかけることはできるでしょうか。
本来、私人が他人に手錠をかけることは、逮捕罪として違法です。
ただし、現行犯逮捕をする場合、実力を行使することは認められています。これは私人による現行犯逮捕の場合でも変わりません。そして、現行犯逮捕の際の実力行使は、私人による現行犯逮捕の場合でも、その状況からみて社会通念上逮捕に必要かつ相当と認められる限度内であれば、正当行為として不可罰になるとされています。
この枠組みによると、私人が現行犯逮捕のために手錠を用いることができるかどうかは、それが状況からみて社会通念上逮捕に必要かつ相当な限度内であるかどうかにかかっています。
必要かどうかについては、逃走防止のために手錠をかける必要性が認められることが多いでしょう。他方、相当かどうかについては、状況によってケースバイケースとなるでしょう。

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